2022年10月5日よりサービスを開始したオーバーウォッチ2は前作オーバーウォッチから格段に進化しており、PCに要求されるスペックも向上しております。
ここではオーバーウォッチ2を快適に遊ぶことができる推奨スペックを満たしたゲーミングPCを紹介いたします。また、オーバーウォッチ2を遊ぶにあたってグラボなしのPCで動作するのか?等の疑問も解説いたします。
公式サイト:オーバーウォッチ2
オーバーウォッチ2の必要動作&推奨スペックは?
オーバーウォッチ2の公式サイトで公開されている必要動作環境や推奨スペックは下記の通りです。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 10 64-bit | |
CPU | Intel Corei3またはAMD Phenom X3 8650以上 | Intel Core i7またはAMD Ryzen 5以上 |
メモリ | 6 GB RAM | 8 GB RAM |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX600以上 AMD Radeon HD7000以上 | NVIDIA GeForce GTX 1060/GeForce GTX 1650以上 AMD Radeon R9 380/AMD Radeon RX 6400以上 |
ストレージ | 50 GB以上 |
公式の出している推奨環境ですが、まず解像度が1024 x 768以上というかなり粗い画質での環境なので、少なくとも1920×1080以上を考慮するとなれば、公式の出している推奨環境よりも高い性能を持つPCが必要です。
更にFPS系のゲームではフレームレートが重要となってくるので、より高い性能が必要です。最低限のことを考えるならばGTX1660Tiでも良いですが、高画質で高いフレームレートを考慮するならば、RTX3060Ti以上のグラボを搭載したゲーミングPCが欲しいです。
詳しくは後述いたしますが、せっかくPCでオーバーウォッチ2を遊ぶということであれば、家庭用ゲーム機であるPS5やXBOX Series Xの性能は超えたいです。
PS5に搭載されているグラボがRTX3060程度と言われているので、その性能を超えておくとオーバーウォッチ2をPCでプレイする上で満足度も快適度も高くなってきます。
オーバーウォッチ2の快適プレイを叶えるPCスペックは?
オーバーウォッチ2を快適にプレイするために必要なPCスペックをパーツ毎に解説していきます。どんなパーツが良いか?という参考にしてみて下さい。重要なパーツごと紹介いたします。
グラボは?
グラボはゲーミングPCの要とも言えるパーツです。グラボの性能が高ければ、より多くの映像を素早く描き出すことができるので、フレームレートと呼ばれる1秒あたりに何枚の絵が描けるかという値が変わってきます。オーバーウォッチ2等のFPSでは60fps以上が求められます。
性能の高いグラボを搭載していれば120fps?天井知らずの数値が期待できます。また、解像度の高い美しい画像(4K)は、より3DCGを描き出す能力が求められます。1920×1080のいわゆるFHD画質では前述した通りRTX3060Ti以上のグラボを推奨します。
最近ではRTX4000番台のグラボも登場しておりますが、値段も高くなっているためRTX3000番台でも問題はありません。
逆に3000番台は在庫が潤沢にあり値段もリーズナブルになっているため、今が買い時と言っても良いくらいです。
金銭的に余裕があるならば、4Kといった高画質でも60fps以上を期待できるRTX3080以上のグラボを搭載したゲーミングPCを購入しておくと、その他のPCゲームを遊ぶ上でも長く使っていけるゲーミングPCとなります。
AMD製のグラボも最近性能が上がっておりますので、RTX3060Tiと同等であればRX6750XTを選びましょう。RTX3080と同等品であればRX6900XTを搭載したゲーミングPCを選ぶと良いです。
CPUは?
グラボの性能を高くするならばCPUの性能を高くしなければいけません。グラボがせっかく描画したCGを処理できないボトルネックと呼ばれる現象が起きてしまいます。
逆にCPUの性能が高ければ、後々にグラボの載せ替えでパワーアップを図ることもできます。グラボの性能に合わせるならばRTX3060TiやRX6700XTを搭載したゲーミングPCならばIntel Core i7 12700かAMD Ryzen 7 5800Xを搭載したゲーミングPCを選ぶと良いです。
intelとAMDの違いですが、Intel製のCPUはシングルコアの性能に注力されおり、ゲーム等やアプリ等のひとつのソフトを高速で動作させることができます。
そしてAMD製のCPUはマルチコアに長けているので、複数のアプリを同時に実行したり、動画や画像の編集等をしたりすることに長けています。
またAMDは省エネ傾向も強くなっています。ゲームのみであればIntel製のCPUを選び、実況動画等での使用も考えるならAMD製のCPUを選ぶと良いでしょう。
CPUは世代交代でソケットが変わってしまうことがあります。Intel製のCPUは世代でソケットが変わってしまいますので後々にCPUの交換を考える買い方が難しいです。
AMD製は同じソケットを長く使う仕様なのですが、Ryzen7000番台からソケットの規格がAM4からAM5になってしまうのでRyzen5000番台を購入する際には注意が必要です。
メモリは?
メモリは推奨スペックにある最小限のメモリ容量が無い場合、極端なフレームレートの低下や動作がスローモーション表示になるなどの不具合が顕著に表れます。かといって多すぎてもゲームとってあまりメリットはありませんので、適度なメモリ容量が大事です。
最近のPCゲームであれば16GBが標準的に必要な容量です。実況動画の編集まで考えるのであれば32GBもあれば十分です。また、メモリはデュアルチャンネルという規格が標準的で同容量・同規格のメモリを2枚挿しにすることで、メモリの速度を1.5倍程度に上昇させることができます。
クアッドチャンネルというメモリ4枚挿しの規格もありますが、対応しているCPUはゲーミングPC向きのものではありません。最近のCPUはデュアルチャンネル対応のものがほとんどですし、BTOショップで売られているゲーミングPCはメモリが最初からデュアルチャンネルになっています。
後述するオススメのゲーミングPCもデュアルチャンネルになっているものを紹介します。もしも、自分でゲーミングPCを探してみたい際には参考にしてください。
SSDは?
SSDにはマザーボードとの接続形式により速度の違いが出てきます。M.2 NVMe接続の規格であれば非常に高速なローディング環境が得られます。SATA接続という規格は、1世代前になり最近のゲーミングPCで使われることは殆どありませんが、安いPCですと使用しているものも存在します。
快適なPCの起動と、ゲームのローディングを得たいならばメインストレージにM.2 NVMe接続のSSDを使用したゲーミングPCを選ぶと良いです。
そして可能ならばサブストレージもM.2 NVMe接続のSSDを使用したPCであれば、メインストレージの容量の圧迫を気にせずゲームをインストールすることができます。
マザーボードは?
マザーボードは上述してきた機器を繋ぐ中枢神経の役割を担っています。パーツがどんなに高性能でもマザーボードの性能をケチってしまうと、こちらもボトルネックにつながります。
高性能なゲーミングPCを選べば基本的にマザーボードも高性能なチップセットを使ったものになります。Intel製のチップセットを搭載したマザーボードであれば頭文字にZやHがつくもの、AMD製のチップセットを搭載したマザーボードであれば頭文字にXやBが付いたマザーボードを使用したゲーミングPCを選ぶと良いです。
マザーボードの性能をケチってしまうと、後々にパーツ交換の際にマザーボードから買い替える必要がでてきてしまい、結局PCを買い替えた方が良いような状況になります。
電源は?
電源は高性能なグラボを使った際には、容量が大きく熱効率の良いものを搭載したゲーミングPCを選ぶと良いです。良いグラボを搭載したゲーミングPCを選ぶと基本的にGOLDクラスの850W容量の電源が使われていることが多いです。
最近は電源が壊れることは少ないですが、昔は電源が壊れてPCごと壊れてしまうことが多かったので、良い電源を使っておくに越したことはありません。
またRTX4000番台では消費電力がとても高くなっているため、今後グラボの買い替えを考えている人は、良い電源を搭載しておくと未来に備えられます。
オーバーウォッチ2はグラボなし、低スペックPCで操作できる?
オーバーウォッチ2はグラボが無いようなPCでは遊べません。最近はCPUにGPUの機能を搭載したものも多いですが、そういったPCであれば極限まで低解像度にすれば遊べないこともありませんが、そもそもそんな環境でオーバーウォッチ2を遊ぶのであればPCで遊ぶ必要はありません。
PCで遊ぶからにはしっかりとグラボを搭載したゲーミングPCで遊ぶべきです。最低限の性能のPCで動作したオーバーウォッチ2は、画面はカクカクとなり敵キャラもワープを繰り返してまともに遊ぶことはできないでしょう。対戦と呼べる環境になく、また同じチームになったプレイヤーにも迷惑をかけてしまいます。
オーバーウォッチ2におすすめのゲーミングPCはこれ!
上述したことを踏まえて、オーバーウォッチ2におすすめのゲーミングPCを紹介していきます。
デスクトップPCならGALLERIA XA7C-R36T Z690搭載
グラボにTiRTX3060Tiを搭載しておりますので、この性能があればFHD画質では高いフレームレートをキープできます。144Hzは安定するでしょう。
4K画質でもある程度画質を下げればかなり高いフレームレートをキープできるでしょう。60fpsも余裕で狙えるグラボです。そして、その性能を受け止めるCPUであるCore i7-12700を搭載し、更にメモリも16GBを搭載しているので、必要十分です。
あとはネット環境さえしっかりと整えれば、カクカクになることなんかありません。快適なプレイをして、他のプレイヤーに差をつけられるゲーミングPCです。
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&mc=11702&sn=4291
ノートPCならGALLERIA ZL7C-R37TH Minecraft: Java&Bedrock Edition for PC同梱版
ノートPCに搭載するグラボは、どうしてもモバイル版となりデスクトップ版のグラボよりも性能が下がってしまうので、デスクトップ版のRTX3060Tiを狙うならばRTX3070Tiのモバイル版の性能は必要です。
このPCであれば上述したデスクトップ版のPCにもひけをとらない性能が得られます。値段は高くなってしまいますが、ノートPCは後々のパーツの載せ替えができませんので、満足のいくものを買っておく方が後悔はありません。
CPUもCore i7-12700Hを搭載し、メモリも32GBありますので、実況配信等も考えられるゲーミングノートPCです。
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=&mc=11430&sn=3211
まとめ
前作オーバーウォッチからリニューアルされて、対戦も盛り上がっているオーバーウォッチ2をしっかりと遊びたいならば、ミドルスペック以上のゲーミングPCを購入することをオススメします。
マウスエイムやキーボード操作も慣れればとても快適ですし、高いフレームレートでヌルヌル動作環境の上でプレイすれば勝率も上がってきます。
是非家庭用ゲーム機とは一味も二味も違う環境でオーバーウォッチ2を楽しみましょう。更に勝率を上げたいならばゲーミングモニターとゲーミングマウスやキーボードも合わせて購入することをオススメします。